老年内科
老年内科
高齢者にはさまざまなことがおこります。 血圧が高い、血糖が高い、尿酸が高い、物忘れがする、眠れない、食欲がない、見えにくい、歩きにくい、足が浮腫む、などといった病気の悩みから、このまま自宅で暮らしていけるのか、最近外出していない、食事が作れない、買い物ができない、など生活面の不安も出てきます。 それぞれを相談しようと思うと、どこに行けばいいのかわからないと思います。 そこで、まずは老年内科に相談してください。
認知症と言ってもいろんな種類があります。アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症などがありますが、もっとも有名なのがアルツハイマー型認知症だと思います。
物忘れが目立ってくると疑わしいですが、他に原因がある可能性もあります。糖尿病だったり、ビタミン不足だったり、甲状腺のホルモンが少なかったり、まずは認知症以外の検査が必要です。
また、アルツハイマー型認知症はゆっくり進行することが特徴であり、何年何月から物忘れが始まったとはわかりにくく、最近物忘れが多くなっているという感じで気付かれることが多いです。
久しぶりに会った人が違いに気付くこともあります。
認知症の進行を遅れさせる薬が4種類あり、また、怒る、ふさぎ込む、眠れない、などといった訴えにはそれぞれにあった薬で対応します。穏やかに過ごせるように環境を整えることも大切です。
早く気付いて、早く対応することが大事です。まずは相談してください。
高齢になると、今日は循環器内科、明日は整形外科、来週は眼科、その次は糖尿病内科、などと、毎日毎日病院に行って、それぞれから大量の薬をもらってくる、といったことがよくみられます。よくよくみると、それぞれから胃薬が出ていたり、睡眠薬も2種類、3種類とあったり、そもそもが量が多すぎて管理できない、ということが多いです。老年内科としては、同じ作用の薬を調整して減らし、絶対飲んだほうがいい薬から、飲んでもいい薬、飲まないほうがいい薬と分けて、できるだけ飲む薬を少なくするように調整します。